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JOURNAL by concierge ラグのあるライフスタイル、最初の一歩。

JOURNAL by concierge
ラグのあるライフスタイル、最初の一歩。

部屋で過ごす時間が心地よくなる。インテリアの雰囲気が一変する。ラグを取り入れることは、より良いライフスタイルをかなえることにつながります。でも、たくさんの種類の中からどんなラグを選び、家の中のどの場所に敷けばいいのでしょう? 最初の一枚の選び方から新品を敷くときのポイントまで、ラグのある暮らしの“入門編”をお届けします。

フロアライフコンシェルジュ

畠 あけみ

畠 あけみ インテリアコーディネーター / カラーコーディネーター
リビングスタイリスト / キッチンスペシャリスト

一枚のお気に入りの敷物に出会っていただくためのお手伝いが出来ればとても嬉しく思います。

ちょっとずつ、「ラグのある生活」を体験していく

ちょっとずつ、「ラグのある生活」を体験していく

ラグは大きな面積を占めるアイテムだからこそ、何を選ぶかは悩ましいもの。そこで、まずは小さなサイズのものから取り入れてみてはいかがでしょうか? 価格も控えめですし、さまざまな場所に敷くことができ、失敗は少ないはず。おすすめは、最初は玄関マットを選んでみること。お気に入りのものを敷けば、「この家のインテリアはすてきなんだろうな」と思ってもらえるかもしれません(笑)。


玄関マットでラグの良さを感じたら、次は自室に敷くものを。プライベートルームなら自分だけの好みのインテリアを追求できます。とことん好きな柄を選んでみたり、カーテンやベッドカバーとの組み合わせを考えてみたり……。きっと“ラグを選ぶ”こと自体にわくわくするはず。場所はベッドサイドやデスク下がおすすめです。デスク下は、椅子の床へのダメージも防げますよ。

取り入れやすい無地を選んだり、“重ね敷き”を楽しんだり

取り入れやすい無地を選んだり、“重ね敷き”も楽しんだり

ラグのある暮らしに慣れてきたら、いよいよリビングの敷物を選んでみましょう。もちろん最初からリビングに敷いても大丈夫。無地のものが取り入れやすいと思います。また、重ね敷きもおすすめです。大きなサイズの無地のものに小さな柄物を重ねたり、さまざまな柄のラグを無造作に敷くのもおしゃれですよ。もちろん快適性も増します。足裏に優しい暮らしをぜひ体験してみてください。


ちなみに、ダイニングに敷く場合はちょっとしたポイントが。テーブルの下に敷く場合は、椅子の引きしろを考慮してサイズを選ぶと困りません。また、食事をする場所ですから、とくに子育て世代は食べこぼしが気になりますよね。機能面を重視するなら、耐久性が高く、掃除しやすいものを選びましょう。私もペットが粗相をしても掃除できるよう、耐水性のあるものを使っています。

いざ新品を我が家に、その前にしておきたいこと

いざ新品を敷く、その前にしておきたいこと

選びに選んだラグが届いたら、気持ちが弾んで、すぐにでも敷きたくなるものです。でも少しだけお待ちを。新品を使うときにちょっとしたポイントを心がけることで、ずっと快適に使うことができます。まず、用意しておきたいのは滑り止め。小さなお子さんや年配のご家族がいるなら、思わぬケガの防止に必ず用意しておきたいものです。網目状のゴムシートや四隅に貼る粘着タイプなどさまざまな製品があります。


また、新品のラグには製造工程で出た細かな繊維が付着していたり、糊に使用するラテックスの匂いがする場合があります。そのため、初めて敷くときには換気することを忘れずに。その状態で、まずは掃除機をかけて繊維を吸い取りましょう。毛足の長いものの場合、吸引力が強すぎると毛が切れてしまうことがあるのでご注意を。ちなみに匂いは次第に成分が揮発して気にならなくなります。

ラグが部屋のポテンシャルを引き出してくれる

ラグが家のポテンシャル引き出してくれる

ラグの梱包でできた折りクセが気になることもあるかと思います。そんな場合、丸まってしまっているものは逆向きに巻いて伸ばしてください。折りジワがついているものは、ラグの裏側からあて布をしてスチームアイロンをかけるといいでしょう。とはいえ、いずれも敷いて1週間程度で馴染んでくると思います。その頃にはきっと、ラグのある暮らしが好きになって、家に帰るのが楽しみになるはずです。


最近はミニマルなライフスタイルが流行していて、モノは最小限にという人も多いかもしれません。スペースに余裕のない賃貸住宅ではなおさらでしょう。でも、フローリングの上でくつろぐことは難しいですが、敷物があればそこが暮らしの場になります。ラグを敷くことには部屋を最大限に活用できるという、大きなメリットがあるんです。さらに、インテリアの印象を手軽に変えることがでるのも大きな特徴。そして何よりも、家での時間がより豊かになることで、暮らしにもっと愛着が湧くはずです。